A natural field and satoyama with local plants and broadleaf trees, 2023.

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episode

野原のような畑を作る

苗目の代表、井上隆太郎が千葉県鴨川市の山間で畑を始めたのは、2014年。最初は200坪ほどの棚田の跡地を借り、無農薬・無化学肥料でハーブやエディブルフラワーの栽培を始めました。これまで園芸業界に20年近くいた経験を活かして、収穫量や作業効率を重視する従来の畑ではなく、自然で、見て楽しい、庭造りに近い考え方で畑を作ろうと考えました。一見ただの「野原」、でも実はよく見るとハーブが生えている。目指したのはそんな環境です。この場所で、ハーブやエディブルフラワーを少量ずつ育て、レストランやバーへの販売を始めました。

ハウスに出会う

2018年、ご縁があり鴨川の高鶴山のふもとにある8棟、計約1000坪の温室を借り受けます。もともとは花きの生産場だったため、温室内にあった作業台をすべて撤去するところから作業を始めました。
固く締まった地面を掘り返し、あらたに土を入れ、耕す。
こうして土ができたところに、順次、種や苗を植えていきました

ハウスの中の野原

それから5年。年間100種以上のハーブやエディブルフラワーを育てることで、ハウスの固く締まった地面も徐々に植物が育つ土へと変わり、年を追うごとにより綺麗な野原になりつつある。

土も出来上がり始める

5年目を迎えハウスではたくさんの葡萄が実り、足元にはハーブが広がる。歩いて楽しい、見て美しい、そんな野原のようなハウスが出来上がり始めている。